ブライダルロケーションフォト 小樽ジャーナル美容室ツインクル
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小樽雪あかりの路2日目の2月4日(土)17:30から、小樽観光物産プラザ(色内2)中庭・あかりの路会場で、札幌在住の会社員で中国人の新郎・代朋超さん(28)と新婦・李婷さん(29)が人前結婚式を挙げた。
訪れた観光客や雪あかりボランティア、小樽観光協会スタッフなど約80人が出席。祝福の拍手が贈られた。
新郎は中国河北省出身で、高校時代から日本語に興味を持ち、新婦の出身地・中国天津市0224yukiakarimarriage.jpgで日本語を学んだ。2人は北海道教育大学札幌校で出会い、昨年5月30日に入籍を済ませている。
3年前から小樽を和装の聖地にしようと様々な取り組みを行う、美容室Twinkle(本多恭子オーナー)が企画する、白無垢と人力車をセットにしたプランを利用し、人前結婚式が執り行われた。
新婦は、2014(平成26)年4月に小樽観光協会の観光案内所通訳として勤務し、昨年10月に退職している。大好きだった小樽雪あかりの路で思い出を作りたいと相談。元上司の同会専務理事兼事務局長の田宮昌明さんと元同僚の協力で、中庭のあかりの路会場に赤い絨毯を敷き、両脇をロウソクのオブジェで飾り、中国原産の花・カイドウの押し花をあしらったワックスボウルなどを飾りつけ式場が完成し、希望が叶えられた。
人前結婚式に先立ち、人力車で運河の倉庫群に移動。行き交う人々は、羽織袴と白無垢姿の新郎新婦を見て驚いたり、スマートフォンで撮影する人に囲まれた。専属のカメラマンが同行し、歴史的建造物をバックに記念撮影を行った。
0224yukiakarimarriage1.jpg 同プラザ中庭に戻り、バージンロードを囲むように大勢の観客が見守った。小樽雅楽会・大竹直也、吉田康高、吉田祥二さんの3名が篳篥(ひちりき)・笙(しょう)・龍笛(りゅうてき)を演奏。入場時に越殿楽、式の中で笙のソロ演奏、退場時は陪臚(ばいろ)が演奏され、祝いムードを高めた。
はじめに新郎代さんが登場し、続いて、人力車に乗った新婦李さんが現れ、日本の父と慕う田宮専務理事に手を引かれてバージンロードを歩いた。2人揃ってステージに上がり、誓いの言葉を述べた。
指輪の交換では、雅楽会の大竹さんの妻弘子さんが手作りした折り鶴をモチーフにしたリングピローを使用。ウエディングキャンドルとワックスボウルに火を灯し、あかりの路会場の優しい明かりに包まれながら、温かなおもてなしの人前結婚式をみんなで祝福した。
李さんは、「大好きな小樽のロマンチックな雪あかりの路で、結婚式を挙げることができ夢が叶った。これからは2人の人生の明かりを灯して歩いていきたい」と話し、代さんは、「小樽へは何度か来ているが、雪あかりの路は初めて。小樽はロマンチックなイメージでここで結婚式ができ、一生の思い出になった」と満足していた。
本多オーナーは、「外国人が小樽を訪れ、和装の結婚式を上げたい夢が現実となり、皆さんの力で実現できた。夢を口に出すことにより叶うと実感した。みんなで協力すると力になり世界が広がった。これからもどんどん繋がっていきたい」と話した。
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